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御茶の水博士と天馬博士

土曜日ということで家族連れが多い一日でした。

小学生の女の子とお母さんの貸出手続きをしていたところ、雑誌の裏表紙のお茶の水博士を女の子が指差して「変なおじさん」と言いました。

お母さんが「えー、この人は博士なんだよ。・・・なんていう人でしたっけ?」と聞かれるので、つい「お茶の水博士ですよ。」と答えました。「そうそう、アトムを作った人なんだよ。」とお母さん。

ああ、ここで黙っていればいいのに「いや、アトムを作ったのは天馬博士で、お茶の水博士は天馬博士に捨てられたアトムを助けた人です。」と言ってしまいました。お母さんが嬉しそうに「てんてんさんって、詳しいですね。そういう人なんですか。」

・・・・・・そういう人って、どういう人なんでしょう?前も、てんてんさんなら知ってるでしょうって、古いアニメの話を聞かれたことがありますが、そういう人ってことですね、はぁ。

でも、いいや。豆知識で喜んでもらえるなら。それにしても「鉄腕アトム」というのは、実は捨てられた子どもとその子どもが人として生きていく物語、ということは知らない人が多いのですね。浦沢直樹の「PLUTO」でも社会に一定の居場所を与えられているアトム像になっていますし。

本日のお品書き

レナード現象には理由がある

著者:川原 泉

レナード現象には理由がある  不思議な作品を作り続けている方です。ボーイ・ミーツ・ガールでハッピーエンドは少女マンガの王道なんですが、これらの作品を普通の少女マンガと一緒にしてはいけない。ちゃんと生きているんだよね、みんな。特殊な能力を持ってはいるけれど、痛かったり、悲しかったり、嬉しかったり、そんな気持ちは普通に持っている。そして、そんな気持ちを共有できる相手にめぐりあえる幸せのかけがえのなさが伝わってきます。

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