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NHKにようこそ

 ようこそ、というのは通常「ようこそいらっしゃいました。」の略なのでしょうが、この場合のようこそ、は「ようこそやってくれたの、われぇ。」の略だったりします。

 NHKが何をやってくれたかというと、深夜番組の放送時間を予定通りにしなかった、ということ。それも度々。被害にあっているのは「彩雲国物語」。角川ビーンズ文庫で人気のシリーズ。中国(時代的には唐くらいかな)を仮想した彩雲国で初の女性官吏を目指す紅秀麗が主人公のこのアニメ、最初はBSで放映しておりました。それを去年の四月から地上波の深夜に放送されるようになったので、一応見ておこう、と思って予約録画をして見ることに。

 実はこの作品、かなり配役に力が入っていて(特に「スレイヤーズ」のゼルガディスやゲーム「サモンナイト2」のネスティを演じた緑川光さんの出演が嬉しい)、毎週、けっこう楽しみに見てたのに・・・。第2シーズンになったくらいから、やたら放送時間がずれるのです。こちらは一週間のテレビ番組放送予定をハードで確認して、毎週予約録画をセットしてるのに、放送そのものが中止になったり、時間が大幅にずれたりして録画ができないなんて。そりゃ、台風情報とかだったら仕方ないな、とは思うけど、そんな緊急に放送しなくちゃならない感じではない内容が録画されているのを見るとがっかりです。実は先週の最終回も録画できませんでした。今週、その振替が放送される予定だったので予約してたのに、また録画されていない・・・。なんというか、こういうことが度重なると作品の内容は悪くないのに、作品に対してのイメージまで悪くなってしまう。NHKは、そこんとこキモに命じるように。って、ネットの最果てで何を言っているのやら。

本日のお品書き

恋のかたち、愛のいろ

著者:唯川恵、小手鞠るい、畠中恵、原田マハ、ヴァシィ章絵、朝倉かすみ、角田光代

 徳間書店から出版されたアンソロジー。うちの図書館は、わりとアンソロジーを買ってるのが特徴かもしれない。予算が少なくて、あんまり小説とか買ってないから目立つというのもあるのでしょうが。

 恋愛小説ではメジャーな唯川恵さんや角田光代さんに挟まれて、若手が健闘している、といっていいのかしらん。実は畠中さん以外、読んだことのない作家さんばかりなんです。でも、これが意外に、と言っては失礼ですが面白かった。特にヴァシィ章絵さんの「号泣男と腹ペコ女」が良かった。恋愛、というのとは違うかもしれないけど、気持ちの落ち着きどころが見つけられて安心できました。

 アンソロジーのいいところは好きな作家さんを発掘するのに丁度よい、というところ。恋愛小説はあまり好きではない人でも、機知にとんだ作品が多いこの本はお勧めです。

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