トンカチ、トントン
久し振りに歯医者に行ってきました。歯質が弱くて、虫歯が多いので定期健診したほうが良いのはわかるのですが、そのつもりで行って親知らずを抜くことになってしまった暗い過去が足をにぶらせるのです。
そんなあたしをして歯医者に行かしめた理由、それは子どもの遠慮ない指摘。よその子ですよ、指摘したの。前歯の差し歯の根元がですね、歯肉がやせて黒い部分が見えてきているのです。それを「おばちゃん、なんで歯が黒いの?」って聞くんですもの。君のおばちゃんになった覚えはないぞ。お歯黒にした覚えもない。とはいえ、子どもが指摘するくらいだから、かなり目立つのだな、と思い、諦めて歯医者に行くことにした次第。
新しくできた歯医者さんがありまして、なんと女医さんだそうです。そうかぁ、女医さんか、いいなぁ、女医さん。って、親父ですか、あたしは、な言い方ですが、女性だからこそ同性のお医者さんが気楽、というところがあるのですね。丁寧な治療だという評判も聞いてましたので。
予約をしていないので待ちました。まあ、歯医者というのは待つところだと覚悟してましたので本持参。とはいえ二時間待ちは辛いです。ようやく呼ばれて中へ。最近の歯医者さんは隣の患者さんが見えないように仕切りがしてあるのですね。それにテレビが見られるようになってました。でも実はこのテレビ、パソコンと連動していて、なんとレントゲン写真を見られるようになってました。
さて、早速、治療開始と思いきや、初めてのところなので歯の状態を一通りチェックをされました。歯茎の状態とかも全部。で、どうやら新たな虫歯はなかったようなので、差し歯の話へ。どうもね、歯肉が痩せたのは歯を磨くときに力を入れすぎているのが原因のようでね、自業自得らしいです。これから気をつけねば。
で、ようやく治療にかかるのですが、タオルで口だけが出るように顔を覆われました。見えません。見えなくてもかまわないのですが、口を開け閉めするタイミングがわかりません。言われたときに開け閉めすればいいのですが、なんとなく不安。そんな中、差し歯をはずすためにドリルをかけられて、その後です。なんかトンカチでトントンというかコンコンというかされてるようなんですが。わかりません。おそらくそうではないかと。しばらくコンコンされて、またドリルかけて、コンコンされて・・・。なんかげっそり。痛くはなかったですが、なんかげっそり。仮歯を入れられて本日は終了。何事もなければ、三、四回で治療完了だそうです。何事もないことを祈ります。ホントだよ、心から祈るよ、あたしは。
本日のお品書き
ライバルに先んじろ 指定管理者制度 勝つための方程式 著者:経営創研株式会社 | |
まあ、あれです。公機関の財政逼迫は抜き差しならぬ状態にあるので、できるものは民間に委託しちゃおうぜ、というノリがすごいのです。軽い表現をしているのは、事態がかなり深刻なので、その反動です。 とりあえず、図書館に働くものとしては、なんで無料で公平なサービスを最終的には利益を上げることが目的の民間に委託できるんじゃい、という考えに落ち着くのですが、そういうワンサイドな考え方ではなく、指定してほしい立場の考え方も知っといた方が良いよな、ということで歯医者の待ち時間に読んだのがこの本。 わかりやすく読みやすく工夫されたいい本です。それと指定管理者が抱える問題についても具体的な指摘がされていて入門書としてはよろしいかと。 市町村で働く公務員というのはジェネラリストが求められ、専門性を深めていかなくてはいけないスペシャリストの育成は外部に委ねたい、指定管理者制度が進行していく理念はここにあるのだな、と思いましたよ。 とりあえず指定管理者による実務の問題点として、引継ぎがうまくいかない、引継ぎコストがかかる、制約が多くて新規事業が困難、長期的視点が取りにくい、などが浮上している事実が上げられている点は着目に値しますよ。 |
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