おはなし会てんやわんや
分室のおはなし会は、あいかわらず子どもパワー全開でエネルギーを吸い取られる感じです。たのしいですけどね。
おはなし会が終わったら、子どもたちは図書館の方へ一気に雪崩れ込みます。もう、にぎやかでにぎやかで。分館のほうで同じようににぎやかにしていたら叱らないといけないのですが、分室では好き放題にやらせてます。というか、元気負けで叱る力も出ないのが本当のところ。まあ、他にお客さんもいないし、この時間帯は学童保育タイムと諦めるしかありません。
このところすっかり陽気が良くなったので、外へ遊びに出かけていく子どもたちもいました。車に気をつけるように、一応の注意を促しておいて、後は恐竜の本ない、とか、料理の本が見たい、とかの質問と貸出をさばくので手一杯。
一段落したので、紙芝居の舞台を車に積み込もうと外に出たら「図書館のお姉さん!」と呼ぶ声がします。何事かと思えば一年生の女の子が転んで膝をすりむいたそうです。健気なことに二年生、三年生のお兄ちゃん、お姉ちゃんが替りばんこにオンブして図書館まで連れてきてくれました。泣きじゃくる一年生さんに、近くの公共施設から薬を借りてきてうちの職員さんが消毒してあげたら、痛くて涙がさらにポロポロ。他の子を迎えに来ていたお母さんが、その子のお母さんに、大至急、迎えに来るよう電話をしてくださいました。
実際の怪我の程度は、大人からすれば唾をつけときゃ治るよ、という程度ではあったのですが、こちらとしては唾をつけとく、というのもどうかな、と・・・。明日、消毒薬とカットバンだけでも分室に送っときましょう。
本日のお品書き
| なぞなぞむこどん (ゆかいな民話選) 著者:佐藤 義則,久米 宏一 |
絵本だけだと子どもたちがダレるので、おはなし会の中間どころに紙芝居を入れています。
この紙芝居、元が山形の昔話なので、方言がやや難解。「くろ」をぬる、って言われてもなんのことやらさっぱり。一応、地の文で田んぼの畦らしいことがわかるので、そのまま読むことに。
困難を乗り越えて福を得る、という昔話の典型なんですが、この紙芝居の場合、若者が乗り越える困難は美しい娘の婿になるために娘の父である長者が出すなぞなぞに答える、というものなのですが・・・。なぞなぞじゃないと思うのですが、長者様?第一問は蔵の中にあるたくさんのくわやかまを早く数える方法だし、第二問は田んぼの畦をからすの足跡が付かないように作るというものだし、最後の問題にいたっては、山の上から転げ落ちる丸太を受け止めろ、というものだし・・・。
そういう引っ掛かりがありながら、なぜ選んだかというと、若者の謎解きを助ける存在がユニークだったからなんです。普通、こういう昔話だと、若者が助けた動物とか人物が助けてくれるものなんですけどね。なんと、長者の娘が、こっそり歌を歌ってヒントを出していたのです。これは、父への秘かな反抗なのかも、なんちて。
ちょっと変わった切り口の昔話としてご紹介です。
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