和田誠’s キャラクター
やなせたかしさんにアンパンマンがあるように、和田誠さんには三谷幸喜さんというキャラクターがあるのであった。
6月15日発行の「BRUTUS」は三谷幸喜特集でした。これが凝った内容になってまして、「ザ・マジックワー」の完成披露試写会当日に三谷幸喜が失踪した、という構成。この最初のページに和田誠さん描く三谷幸喜さんが登場しています。いやぁ、現実の人物で、ここまでデフォルメされて違和感なくキャラクター化されているのってすごいです。
昨年、羽田からモノレールに乗った時、旅行会社のポスターにもこのキャラクター登場してました。お父さんもお母さんも男の子も女の子も全部三谷さんでした。なんでこんなにしっくり馴染むのだろう、このありえない構図が。でも、ここまで違和感なければ、いっそ絵本とか作ってみたらいいかも、です。
ちなみに「BRUTUS」は、凝り性の人が監修してるみたいで(三谷さんご自身?)、新作映画の宣伝を狙っているのでしょうが、何か三谷幸喜主演のコメディーを読んでいるみたいです。メッセージを寄せている方たちも豪華なメンバーなので、そこも魅力です。
本日のお品書き=相談にのっている場合か!?~夢見る頃を過ぎても~
こちらはクラクラ・プロデュース、THEATERTOPS、2005年7月に上演されたコメディーです。結婚相談所を舞台に、「不審な入会者」「父来たる」「問題山積み」「その夜」「あのすばらしい愛をもう一度」の五場で構成されています。
主演のあめくみちこさんがラジオでも人気のある相談所の所長として会員にイメージトレーニングをしながら、別れた元旦那による復縁メッセージをびしばし切って捨てつつ、だんだん混乱していく辺りの掛け合いが面白くて。役者さんがそれぞれのセリフを言う、当たり前だけれど、その言葉の投げかけあいが愉快なんですよねぇ。
それにしても、先週、放映された「フェイス イン フェイス」は、とってもシリアスで、精神が壊れていく役を演じた近江谷さんが、今回は借金を何とかしようと元妻に再婚を迫る夫役を楽しげに演じられていたのを見て、役者さんてすごいな、と感心した次第。なんか、この辺りのノリが「東京バンドワゴン」を思い出させたりして。
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