七夕に願いを
おや、ケロロ軍曹がさかさまになっている上に額に千枚通しが刺さってますよ?
これ、七夕の飾りです。紐を通す穴を開けようとしていた職員さんが他の用事をしに出かけた隙に写真撮影をしました。
七夕になると笹を立てて、飾って、短冊を用意します。みんなが一生懸命、短冊に願いをかけています。アンパンマンでも忍者でもプリキュアレモネードでも、なりたいものになれるといいね。兄弟仲良く、とか、みんなが幸せになれるように、とか素敵な願い事がたくさん結ばれています。中には「毛根復活」とかありますけど・・・。
ちなみに自分の願い事・・・今年は台風も地震も何事もなく、無事に楽しく、行って帰って来られますように。・・・切実です。
本日のお品書き=グループる・ばる20年記念公演「八百屋のお告げ」(2006年11月 東京芸術劇場・小ホール)
母から電話があって、あれこれ話していたら、急に「誰かいるの?」と聞かれました。お芝居をテレビで流しっぱなしにしてたせい。誰か来ていると思われてもしかたがないくらい、舞台でおばさん三人が盛り上がってオシャベリしているシーンでした。まあ、そのくらいにぎやかで楽しいお芝居だったのです。
以下、ネタバレもあります。
「八百屋のお告げ」というタイトルどおり、56歳の多佳子があるお告げを八百屋から受けたことから起こる騒動をコミカルに、時にしんみり演じていきます。問題のお告げ、それは次の火曜日の夜12時にあなたは死んでしまう、というもの。なんで八百屋がそんなお告げができるのか、そもそもそこからしておかしいのですが、近所の犬とかペットの亀の死ぬ日を当てているという実績があるせいで、最初は気にしなかった多佳子も、もうあたしは後何時間で死んでしまうのか、と不安に駆られてしまいます。
多佳子の友人の真知子、邦江、さらに布団圧縮パックのセールスマン坂手川に多佳子と同じようなお告げを受けた松原に三人の学生時代の憧れの人の息子芹沢まで巻き込んで人生最後の日を盛り上げようとします。きっと大丈夫だろうと思いながら、それでも、ふさぎこむ多佳子の気持ちを持ち直させるために、としていたのに、いつの間にか、人生の後半に差し掛かった友人二人も、自分たちの残りの人生はどう生きたらいいのか考えるようになります。
とまあ、しんみりもするのですが、芸達者な役者さんたちの掛け合いがとても面白いのです。件のオシャベリシーンも、三人で盛り上がったかと思うと、急に白けてテーブルの上のお菓子を交互にパクついていて、ふっと出てきたセリフが「ほんと、カッパエビせんって止まらないわよねぇ。」。それにうなづくほかの二人とか、なんともいえません。笑って、ホロッとして、お芝居っていいなぁ、という二時間十分でした。
グループる・ばるについての詳細はこちらからどうぞ
http://www5f.biglobe.ne.jp/~lebal/index.htm
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