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映画三昧 その二

 本日のお品書きスペシャルは「スカイ・クロラ」です。

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 ポニョに引き続き、映像資料はCDから借りてきてます。ううむ、原作本という手もあったがキャラが写っているほうがよろしいでしょうから。

 それにしても午前に「崖の上のポニョ」を見て、なぜ午後「スカイ・クロラ」を見ているのでしょう、あたしたち。ポニョがハチミツ入りホットミルクならば、こっちは紫煙漂わせて飲むビールです。食い合わせ悪くて、お腹を壊しそうです。でも田舎だからしょうがないのさ。映画館に出かける機会なんて、社会人にはそうそう許されない。少々の取り合わせの悪さなど問題外です。ただねぇ、体は正直で、二本目となると足がだるかったり、腰が辛かったりするのが・・・、ちょっと。なので、ただでさえ難解な押井監督作品にチャレンジするには条件が悪かったかな~、なんて言い訳したりして。

 小ネタですが、この映画の中では、やったらタバコを吸うシーンがあります。JTから表彰を受けそうです。でも、みんな真似しちゃダメだよ。あの人たちはね、キルドレって呼ばれる戦死以外では死なない人たちなんだからね。

 あ、もう一つ。メカ音痴な人に忠告。プロペラ機のプロペラって機体の前か翼に付いていると思っているかもしれないけど、この映画では後部に付いているので気をつけてね。なんでパイロットがわざわざ後ろ向きに操縦席に座っているのかしら、などという勘違いをしないためにね。って、そんな勘違いはあたしくらいなものか。

 これくらいはネタバレにならないかなっと。以下はネタバレありなので、続きを読むへ

 

 森博嗣さんの本が原作になってます。が、読んだことないです。映画も一回しか見ていませんので、若干の思い違いなんかもある感想になるので、そこ違うよ、というご指摘を受けるかもしれませんが、ご容赦ください。正直、今一つ理解ができなくてね。

 まず、世界観というか背景がよくわかりませんでした。どうやら国家が戦争をするのではなく、国家あるいは国家連合から民間会社が委託を受けて戦争しているらしいです。で、そういうのが日常になっている中で、キルドレという戦死以外では死なない、年も取らない若者たちが存在していて、その若者たちがパイロットとして空線に投入されているそうです。映画では子どもって言ってましたが、何をもって子どもなのかなぁ。仕事してたら、その時点で責任は発生するし、純粋に子どもでいられるわけもなく・・・。というか、子どもって概念自体、近代になってから生まれたものなんで、戦争が日常化している社会(ショウとして存在している、というセリフもあったような)であれば、子どもという概念が現在とは違うものなのかもしれない。キルドレに対抗するような存在としてティーチャーというのもいたのですが、何かの象徴・・・だったんでしょうね。最後まで、謎のままでした。

 こういった価値観なんかがわからないから登場人物たちのセリフが丸呑み込みになってしまうのかしら。クサナギという女性の司令官がいて、パイロットではないキルドレというのは珍しいらしいのですが、そのヘンもよくわからない。ただ彼女が相当破綻している、というのはわかる。作品全体にある不安定感。足元が床を踏んでいるのか、砂地を歩いているのかわからないような不安、先の見えない焦燥感と考えても漠然としてわからない諦め。そういう感覚は静かに伝わってきました。それが目的として作られている映画なら、よくできた映画です。

 ちょい肩に力が入りすぎたので、少し脱線。ええと、ポニョが手描きアニメ路線なら、こちらはCGばりばりでした。割とゲームで見慣れているあたしでさえ、空から見た海の景色のリアルな美しさは感動ものです。技術の発展ってすごいなぁ。自分が空の上にいるみたいで、ちょっと眠たくなったのは秘密です。

 閑話休題。

 結局、この映画のキモはクサナギ司令官にあるんだろうと思ったですよ、あたし。で、これからちょっとマイナス発言しますが・・・。声が合ってなかったです。もそっと、内にある何かが出してほしかったです。そういう演出だったのかもしれませんが。感情がぶち切れたシーンもあったのに、司令席に座っているときと話し方おんなじだった・・・気がする。キルドレにも色々いて、とりあえず人生楽しくってタイプとか、自分ってなんだろうって悩むタイプとか。なので、振り幅、もっと広くて良かった気がします。ああうう、ちょっと自分の思い入れが入っちゃったから余計にそう思うので、これでいいんだって思う人には、ごめんなさいです。ああ、でも、もうちょっと違っていたら、もうちょっと身を入れて見られたかも。惜しいです。

 ちなみに思い入れしたのは、髪型とか冷たい目線とか、他人事のような話し方とかが、ある人を連想させたから・・・、なのですが。エンディングのかすかに見られた表情の変化に、レボリューションが起こったのかな、などと思ってしまいましたよ。うんうん、何が変わったのか、あるいはこれから変えることができるのか、物語はまだ続いていくのね、ということで。

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