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ふっふっふっ

 どうも色々なことをやらないといけないのに、あたしの小さな脳みそでは容量オーバーを起こしております。泣けるなぁ、諸々。

 とりあえず、いいのか、これで?と自分ツッコミしながらも一つずつ片付けているわけです。はぁ、どうなることやら。

本日のお品書き=ぬけがら(2007年紀伊國屋サザンホール)

 録画したの去年の9月なんですが、ようやく見られたお芝居のテレビ放映。第50回岸田國史戯曲賞受賞作だそうです。

 なんともいえないシュールな展開。ある夏の夕暮れ、ありふれた一軒屋にやってきた女。そこにはたくさんの男たちが転がっていて・・・。思わず「殺人現場?」と独り言をこぼす女。その割には冷静にファ○リーズで消臭をしはじめますが。そこへ星条旗柄のタンクトップを着た男が帰ってきます。こちらは明らかにジョギング帰りのようで、おもむろに冷蔵庫から生卵と牛乳を出してミルクセーキを作ってジョッキで飲み始めます。

 さて、一体これはどういうことなんでしょう?

 タイトルの「ぬけがら」は室内にいる男たち。これはジョギング男のぼけた父が若返るたびに脱ぎ捨てていったぬけがらなのでした。

 見ていても、なぜ若返るのか、そしてなぜぬけがらが発生するのかはわからないのですが、不可思議な面白みが広がっていくのですよ。どんどん若返る父と息子との掛け合い、別れる寸前の夫婦の人間模様。人間って、やはりその時、その時の人間でしかなくて、それが積み重なって、そして変わっていくものなのかなぁ。

 ううむ、上手く表現できないです、この可笑し味。そして微妙な切なさ。

 何はともあれ、忙しい中でもこうしてお芝居見られるのはありがたいことです。

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