読書の姿勢が悪すぎて
本を読むときの姿勢って、みなさん、どうなんでしょう。だいぶ昔の「ダ・ヴィンチ」でも、読書の時の姿勢について話題にしている記事(北尾トロさんのページでした)がありました。そこでも色んな提案がされていました。大岡越前様のように書見台に正座で対峙できるといいのですが(あ、もちろんドラマで見た大岡越前ですよ。加藤剛さん、カッコよかった)。
ひさしぶりに布団で本を読んでいて、面白くて、つい読みふけっていたら、ヘンな姿勢になっていました。読了後、さあ、寝るか、というところで、腰が・・・痛い。もう若くないのだな、と感じる瞬間。同じようにヘンな姿勢で本を読んでいたはずなのに、以前は堪えなかったですからね。気をつけねば。
本日のお品書き
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セレモニー黒真珠 (ダ・ヴィンチブックス) 著者:宮木あや子 |
選書するときに、あまりに怪しい表紙についフラフラと購入を決定してしまいました(ヲイ!?)。
うんにゃ、でも宮木さんは受賞記録もあるし、本の雑誌である「ダ・ヴィンチ」(お、これで上とつながったか?)に連載していたしな、この作品。読了後、佳作だな、と思いましたし。
葬儀屋「セレモニー黒真珠」で働く三人の若者(三十歳でも、今の時代なら若いのだ)がかわるがわる主役になる連作短編集です。
なんか現代って、やっぱり女性に厳しくないか?と思いました。仕事と家庭の両立って、やっぱ厳しいのね。うん、主人公の内、二人は女性なのですが、その二人がめったやたらに不幸なのよ。特に妹尾さんは、そこまでひどいですか、と・・・。もちろん現実には、もっとひどい環境、辛い人生を送っている人はいるのでしょうが、それでもね。特に、「主なき葬儀」の時は、あたし、小説なのを忘れて怒ってしまいましたよ。あまりの世知辛さに。幸い、ここでは「セレモニー黒真珠」の社長がコミカルかつブレイブに大活躍してくれたので調節はされていたのですがね。おお、このところおっさんの株が上がってます。
他の二人、笹島さんと木崎くんはハッピーエンドなので、ぜひ、妹尾さんがハッピーになれる続編を期待します。
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