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ぼんやり

 分館に出勤する前に、本館に返された分館の資料を回収するって言っていたのに、すっかり忘れていました。道のりの半分まで行きかけて、はっと気がつきました。それから慌ててバック、バック。

 結局、通常の出勤時間に5分ほど遅れてしまいました。いや、まあ、返却資料の運搬をしているわけだから遅刻というのとは違うんですが、なかなかそうは割り切れないものが・・・。土日の運搬対策も考えないといけませんわ。

本日のお品書き

儒教と負け犬 Book 儒教と負け犬

著者:酒井 順子
販売元:講談社
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 お昼休みだけでサクっと読めてしまいました。文章が会話調、読み手とおしゃべりしているみたいなので読みやすいのですね。

 負け犬という言葉は、あまりよい言葉とは思いませんが、ここではそのまま使います。

 この言葉の生みの親でもある酒井さんは、なぜ負け犬が増えているのかを考えたそうです。そして思いついたのが儒教の存在。儒教に造詣が深いわけではないけれど、その影響が大きいのではないかと思いついたそうです。で、裏付け調査。同じように儒教の影響の大きい、そして負け犬は都市部に多く存在するということでソウル、上海の負け犬、勝ち犬を取材。

 そこで儒教の根幹はこういうことではないか、その影響が根強く残っているため、結婚できない男女が増えているのではないか、との結論。ただし東京、ソウル、上海ではお国柄によって大きな相違もある、と。たまたま新聞に書評が出ていて、はっきり日本の負け犬は一番情けない、という趣旨のことが書いてあったもんで、ちょっと悲しい・・・。

 ま、書いてあることは面白かったし、韓国や中国の事情も色々わかって興味深かったです。とはいえ、世の中には様々な理由で未婚の方もいるわけだから、本の内容を鵜呑みにして、日本の負け犬はこうだ、とか決めつけないでほしいですけどね。いや、そういうこと言いそうな人っていそうじゃありませんこと?

 あ、後半の儒教に関する文献の紹介部分はレファレンスにも使えそうだな、と思った次第。

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