ドキドキ

　実家にお墓参りに行こうと思った先日、手ぶらも何だよな、とケーキ屋でお土産を仕入れることにしました。

　ケーキ屋の近くに来たら、前方の道路わきに停車している車あり。ううむ、邪魔くさい。と、よく見たら、その車のそばに警察官が二人立っているじゃありませんか。はっ、そういえば、ここはよく網が張られていると聞いたことがある地点。

　そんなにスピードも出してないし、携帯電話もかけてないし、シートベルトもきちんとしていますが、ちょっとドキドキ。ケーキ屋は、停車させられている地点の、ほんの十メートル手前の場所にあるので、件の車を追い越すことなく駐車場へ。

　そして買い物をすませて出てきたあたしの目の前で、続けさまに二台が停車をさせられていました。なんともコメントのしようがありませんが、まあ、気の毒なことです。

本日のお品書き

キケン 著者：有川 浩 販売元：新潮社 Amazon.co.jpで詳細を確認する

　有川さんの新作。やっほ～い。でも、小説じゃなくてマンガに見える。で、各章冒頭にマンガあり。その章を読んでから見直すと、味わい一層深し。

　男の子が主役の男の子のお話。女子厳禁？　厳禁っていうか、女子が入ったら空気が違ってしまうのでしょう。なんか最近、男の子ってバカだよねぇという作品（代表『毎日かあさん』アニメの方ですが）を多く見ているせいか、すっかり刷り込まれています。ホント、真面目にバカしている姿が、うらやましく思えるのですな、読んでいて。

　ところで、有川さんと言えば、甘度高しと定評（言ってるの自分だけ、か？）がありますが、今回は、そんなに高くないです。何せ女性の出番がほとんどないもんで。でも、すっきり気持ちよい性格の奥方がきっちりエピソードを括ってくれてます。

　にしても、ラスト直前の見開きページ、ネタばれになるので書きませんが、良い仕掛けがしてあります。お楽しみに。