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静かに立腹中

 仕事絡みの歓迎会があるというので、予定のお店に行きました。本当はね、6時開始の会なのに、閉館してから行くから1時間遅刻なので、あんまり気乗りしなかったのですよ。でも、飲み会も仕事の内なので(時代遅れな考えでしょうが)、気合を入れて行きました。

 そしたら誰もいない。お店の人に聞いても、そういう予約は入っていないとのことなので、しかたなく他に出席しているはずの人に電話してみました。そしたら中止になったとのこと。えっと、なぜ連絡が来なかったのでしょうね? いや、別にいいんですけどね。晩御飯何も用意してなかったりもしたけど、適当に食べればいいことだし・・・。

 ただ、自分としては珍しく、冷静に腹を立ててます。文句を言いたてようとか思ってないのだけど、なんか腹が立っているんだな。心の狭い女だぜ。

本日のお品書き=ガス人間第1号

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 映像は映画のDVDですが、見たのはお芝居の方。歓迎会がなくなったので、その空いた時間で録画しておいたのを見たわけです。

 お芝居は、映画を下敷きに書きなおした作品で、といかにも胡散臭げな脚本家役が説明。そんなこんなで始まったお芝居は、かみあわないセリフの応酬や、怪しい動きの研究者などなど笑いのツボをくすぐっていきます。コメディなのかと思いきや、突然現れた美貌の女性(中村中さん)のどきっとする歌声に居住まいを直しました。

 中村中さん演じるのは10年前にある事情から表舞台を去らされた歌手です。彼女が出た途端、お芝居の緊張感が一気に上がりました。彼女の歌がここまで人の心をつかむものでなければ、この舞台は成り立たなかった気がします。お名前だけは知っていたのですが、こんなすごい歌い手さんだとは思いませんでした。

 ネタばれになるので書きませんが、ラストが怖かった。後日譚が語られて、それで幕引きかと思いきや、ええっ、そうきますか、と。切ない愛の悲しいラストから、とんでもなく恐ろしいどんでん返し。やられました。

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