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照明部の意地を見たぜ

 カテゴリお芝居ですが、う~む、ミュージカル・ナンバーのオンパレードの舞台だったので、厳密にいうとお芝居というよりショウという感じな気がしますが・・・。

 ということで

本日のお品書き=劇団四季 『55Steps』

 映像が見つかりません。残念。

 劇団四季55周年記念に上演されたステージです。盛りだくさんでございました。

 なんといいますか、このミュージカルからなら、こっちのナンバー使いませんか? と、個人の好みはありますが、たいへん贅沢なステージではありました。

 特に良かったのがですね、やはりダンスです。なんともいえずターンの切れが良い。手足がのびやかに動き、ステップははじけ、目を奪われました。しかもですね、いわゆるミュージカルのダンスだけでなく、古典的なバレエからコンテンポラリー、東南アジア系の舞踊にタップダンスとジャンルも様々。

 歌も、もちろん聞きこたえありでした。上手なのが当たり前、と言われればそうなのですが、やはり豊かな声量で歌いあげられると聞き惚れてしまいます。特に二幕のアンドリュー・ロイド=ウェーバーの曲は、大好きな歌ばかりなので大喜びです。お気に入りはライオンキングを歌ったちっちゃいお兄ちゃん。動きもはしっこくて可愛い。

 それにしても、地方で公演されるときには大道具や衣装を運ぶのって大変なんでしょうね。以前、テレビで四季の地方公演のドキュメンタリーを見たとき、運びやすいように上手く組み立てられているのに感動しました。

 ただ大道具はある意味、そのように段取りできますが、基本的に現地の機材を中心に組む照明はよりたいへんなんじゃないだろうかと、素人は思うのです。違うかな。違うかもしれないですが、なにせ照明機材って、元々壊れものじゃあるし、上からぶら下げて使うものも多いし・・・。なんでこんなことを書くかというと、今回の舞台は照明がすごく凝っていたのですよ。オープニングの巨大ミラーボールのせいで、客席もステージのようでした。なんというか劇団四季の照明部の底力を見た気がします。

 はあ、堪能しました。田舎なので、どんなに楽しいステージでも、カーテンコールでスタンディングオーベイションになったのを見たことなかったのですが、なんと今回は会場の八割くらいが立ってました。そしてカーテンコールで何回も何回も幕が上がりました。割とね、四季のカーテンコールってあっさりしているんで、ものすごく嬉しかったですよ。

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