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また肌寒くなり・・・

 連休中は暑くなりまして、もう厚手の衣服はいらないよねって思ったのですが、今日は再び寒くなりました。ものすごく寒いわけではないのですが、つい布団にもぐって本を読んでしまいます。ぬくぬく。そしたら・・・、ついうとうと。

 本は面白かったのですが、眠気には勝てませんでしたです、はい。

本日のお品書き=『マクベス』

 あいかわらずNHKで放映してくれるお芝居を、ありがたく拝見させてもらっています。今回はシェークスピアの『マクベス』。主演は仲代達也さん。これは期待度大。ただ、以前、蜷川『ハムレット』を見たときに、どうにも難しくてついていけず、あたしにはシェークスピアは敷居が高いのではないかと危惧しておりました。

 でも、確かにシェークスピアらしい長セリフは健在ですが、自然とお芝居に引き込まれていきました。三人の魔女の予言に、野心を刺激され道を誤るマクベスですが、元々は人情に厚い人物。本来の自分と野心により血塗られた道を走り続けることを余議されなくする自分。夫を唆し、王殺しをさせたマクベス夫人も、罪におののき、最後には自殺。

 人間の生きる道筋というのは、一度誤ると、そのまま走り続けなくてはいけないのだろうか。最悪な結末へ行く道筋でも。そんな感慨を抱きました。さすが四大悲劇。

 それにしても本物の馬が出てくるとは思いませんでした。堂々とした騎士たちが戦場から凱旋してくる姿がすばらしく勇壮。衣装も舞台装置も素晴らしかったのは言うまでもないのですが、チェロの生演奏も良かったです。不幸な結末を迎える物語にあった物悲しい旋律。お芝居が総合芸術というのをしみじみ感じました。

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