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知らないところで

 アクセス解析を見ていたら、「てん亭」と「落語」の掛け合わせで来られる方が見受けられたので、そういう落語家さんがおられるのかと思いチェックしてみました。

 ・・・いない。というか、自分のが目立ったので驚きました。そういや落語のCDを入れたことを記事にしたこともありましたから、それでですね。目的とあっていないのに来られた方には申し訳ない次第。

 でも、なかなか面白いのでそのままスクロールしていたら、なんかミュージカルのサイトさんでのブログ紹介にひっかけらていました、ここ。ううむ、大した記事じゃないので、これも申し訳ないです。

 あ、でも、これでよく見るRobotToolの意味がわかりました。こういう使われ方をしているんですねぇ。いいやら悪いやら。

本日のお品書き=『富士見町アパートメント』より「リバウンド」

 前回の記事で紹介した同じ舞台装置で演じられた四つの違うお芝居の一つ。

 これはですね、三人の中年女性のありふれたといえばありふれた、人生のやるせなさに同情ではないシンパシーを感じました。

 などと書いていますが、決して深刻に語りかけるものではありません。笑いに包みこんであります。

 さてこの女性たち、三人でプロのコーラスグループとして活躍していました。冒頭で三人の華やかな蛍光イエローの衣装が目に焼きつきます。そしてその三人を見て・・・、森三中と思ったのは内緒です。書いたら、内緒になりませんが。いや、だって本当にそう見えましたから、しょうがないじゃないですか。

 三人で頑張って、仕事も増えたのだけれど、メンバーの一人が結婚を機に少しずつ歯車が狂って、だんだん落ち目になってきて。そして、メンバーのリーダー的人物が父の介護で田舎に帰ることになり、とうとうグループは解散することに。

 お芝居のほとんどは、田舎に帰る彼女のアパートで荷物を片づけるクリスマスの夜の話。

 物語の本筋は、いよいよ別れるその時に、ようやく語られる本音の掛け合いなのですが、これをダラダラ書いても面白くはないですよね。なので、個人的に一押しな点を。さすがコーラスグループという設定だけあって、三人が歌うシーンが圧巻なのですよ。体格がいいだけに声にボリュームがあって。こんな風に歌えるといいなぁ、と思うことしきり。芝居の内容そのものが思いだけに歌があって、ふっと気持ちが軽くなりました。

 やっぱりお芝居は面白いです。

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