物音で覚醒

　朝、掃除しなくちゃなぁ～、と思いながら、のろのろだらだら身支度をしていたら、庭の方でバタンという物音がしました。何か棒のようなものが倒れた音だったので、誰かが勝手に庭に入って何かしたんだろうか、と不安に思いながら、窓から、こっそりのぞいてみました。

　庭に、網戸が落ちていました。

　確かに、この網戸は、割とハマり具合が緩かった。でも、そんなに強い風も吹いてないよ、今日は。先週の方が、よっぽどひどかった。早速、はめ直しましたが、きちんと収まりました。ま、おかげで、急にネジを巻いたように掃除に取りかかる勢いがつきました。やっと、目が覚めたと言いますか。

　それにしても、休みの日で良かったです。仕事の日だったら、そもそもはずれていることに気がつかず、ヘタしたら何日も放置してたかもしれないので。そして、ある日、網戸が一枚足りないって騒ぐことになってたりして（・・・相当悲しいな、それは）。

本日のお品書き＝赤毛のアン

　ＮＨＫ芸術劇場の最後の放映作品が、こちらでした。なんで終わっちゃうかな、芸術劇場。大体、数か月に一回くらい、興味のあるお芝居を放映してくれるのが楽しみだったんですけど。ＢＳだと、結構、お芝居の放映をしてくれているんで、これはやっぱりＢＳに入れってことでしょうか（）。

　それはさておき、原作はもちろん、映画やアニメでも有名な「赤毛のアン」がミュージカルになるとどうなるか、非常に楽しみでした。アンの成長の過程で起こる様々なエピソードがテンポよく歌と踊りで綴られ、2時間半の比較的長い上演時間が、あっという間でした。

　もちろん主人公のアンが中心ではあるのですが、個人的にはマシューとマリラの愛情表現が好きですね。マシューのパフスリーブを買うエピソードは秀逸ですし、マリラの甘やかさないんだけど、いざという時にアンの気持ちに寄り添ってくれる姿に心惹かれます。家族っていうのは、初めからあるんじゃなくて、なっていくもんなんだなぁって。

　あ～、それにしても地方在住の人間がお芝居に親しむ機会って、本当に少ないんだよ。ＮＨＫさん、なんとかしてくださ～い！