待ち時間

　病院って、待ちますよね。初診の場合は、どうしても。

　しかたないので本を持っていくのですが、想像以上に待たされると読み終わってしまい退屈してしまいます。恐ろしい事に個人病院だと雑誌なんかも置いてあるのですが、総合病院だと、本当に何もないんです。

　今回、いよいよ切羽詰まって携帯のサイトに逃げてしまいましたが、パ・・・パケット代が怖い。パケ放題にしておいて良かった。

本日のお品書き＝「歪笑小説」

　東野さんは、シリアスなミステリーが人気ですが、でも、とんでもない馬鹿（失礼、笑えるという意味で褒め言葉）小説も書かれます。「名探偵の掟」とかね。これも、その一連の作品の一つです。

　今回は歪んだ笑いと書いてあるので、かなりブラックなのかと思ったのですが、意外に爽やかな読後感でした。なんだろう、一連の作品が後輩作家たちへのエールのようでした。

　新作なのに、文庫オリジナルだと予約が入らないんだよね。もったいない。ユーモアがある作品も楽しんでほしいな。