« 科学者の文章 | トップページ | 方違え »

原作? 原案?

 この秋、「悪夢ちゃん」というドラマを見ています。確か、以前、この枠では「妖怪人間ベム」を放送していたので、割と大人も子どもも見られる超常現象系を扱っているのかと思います。

 特に見たい動機はなかったので、ふ~ん、という感じで見てました。が、しかし、終わりのテロップで原作「夢違」恩田陸、というのを見て、思わず、嘘だぁって言ってしまいました。この時点では原作を読んでいなかったのですが、装丁が無意識世界を想起させる幻想的なものでしたし、今までの恩田さんの作品からしても、このドラマは、ないわぁって・・・。

 そして、改めて「夢違」を読んで思いました。これは原作じゃなくて、原案と表記すべきではないかと。何せヒロインと一部の固有名詞が同じだけで、設定から何から全部違ってますから。むしろ小説の方は、マンガですが清水玲子さんの「秘密」を思い出させる内容でした。実は「秘密」は内容が重すぎて、たぶん7巻くらいで読むのを断念しました。萩尾望都さんの「残酷な神が支配する」も同じ理由で断念しましたが、好きな人は絶対に大はまりすると思います。

 「デカワンコ」もドラマと原作漫画の設定が大きく違っていましたし、「つるかめ助産院」では舞台になる島も違っていました。まあ、原作に忠実であれば必ずしも良いドラマになるわけでもないですし、別物と考えれば良いのですがね。ちなみに「つるかめ助産院」で余貴美子さん演じる亀子先生が大好きで、こんなおばさんになれれば良いなぁ、と。・・・いや、十分におばさんなんですけど。

 ちなみに「夢違」、読み終わってツッコミポイントがいくつかあったので、続きを読むにて。

 ネタばれコーナーです。

1.浩章さんの妻の立場
  前半に少し出番があっただけですが、人柄の良さが感じられました。このラストだと、彼
 女の立場ないんですけど、どうなったんですか?

2.岩清水さんと鎌田さん
  それぞれの思惑でヒロインを探していましたが、結局、その後、どうなったんでしょう?
  元の職場で、各々の仕事をしているんでしょうか? 放置されちゃいましたよ。

3.夢札使った結果
  もしかして、自分が頭が悪いのかも、という疑問を持っているのですが、夢札使って他 
  人の夢に出入りできてしまう通路って、まだ残っているんですかね? 主人公とヒロイン
 はハッピーエンドだけど、色んな問題残っている気がします・・・。

 大きなところだと、これくらいでしょうか。とても面白いテーマでしたが、できれば小説としては回答を示してほしいかなぁ。でも、SF小説じゃないから、それはいいのかしら。ちょっとモヤモヤの残る作品でした。

« 科学者の文章 | トップページ | 方違え »

映画・テレビ」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ