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そして父になる

 先日、人間ドックに行ったら散々な目に遭いました。血液検査ではシミができるくらい注射がヘタな人に当り、右の腎臓には石灰化が見られ(結石にはなっていない)、挙句の果ての胃カメラがメチャクチャ苦しかった。「声を出したら咽喉を痛めますよ。」と、何度も注意されたけど、好きでオエオエってやりませんってば。何だか通常より短めで胃カメラが終わった気がしますが、とにかく結果オーライで。

 しかし、その後、診察にて更なる恐怖が待っていたのでした。診察、つまり首に手を当てたり、咽喉の奥見たり、心音聞いたり、これまでの検査の結果を説明してもらうだけのものだと思っていました。コレステロール値が高いのは知っていたのでダメージは受けましたが、青汁を飲む決意済みの身としては、まあ、背中を押された感じくらいで。

 問題は、今まで一度も言われたことのない心音のことです。普通の人は、トントントンと鳴るのに、私はトントトンと鳴っているそうです。なんか心臓内の弁が余計な音をさせているそうで、その場で紹介状を書かれ、精密検査を受けるように言われました。・・・人間ドック、怖い。

 というわけで、近々、精密検査に行くつもりですが、気分が滅入ってしまいました。こういう時は、やはり福山雅治さんの凛々しいお姿を見るに限る、と思い切って「そして父になる」を見に行きましたよ。ネタばれになるので、感想は続きを読む、にて。

 まず、結構、前宣伝があったこの映画。福山さんが自分の演じる役は、他人から見たら嫌な人間に見えるでしょうね、とおっしゃっていました。う~ん、男の人から見たら、そう思うのかもしれませんね。でも、女性からすると、不器用な貴方も素敵、になってしまう福山マジック。あんまり嫌な人には見えませんでした。

 六年間育てた子どもが自分の子どもではない、というのは、たぶん男と女(父と母)では衝撃の重さがかなり違うと思うのですよ。そもそも、男の方は常に不安がつきまとうそうですからね。

 それにしてもお母さんは可哀そう。産んだ本人だって、死にそうな思いで産んで、この子があなたの子どもですよって言われたら、疑うわけないでしょう。そして生まれたての赤ん坊と一日置いた赤ん坊では様子がまるで違うんですから。あ、すみません。私は産んだことないのですが、ドキュメンタリーなんかで見ると、産まれたての赤ちゃんって結構に血みどろで、正直おっかない感じがするんですよ。でも、きれいに沐浴してもらって、新しいベビー服を着せてもらった赤ちゃんは、本当に可愛い。だから、母親だからって分かれという方が無理。でも、ちらちらそういう言い方が出るんですよね。ヤダヤダ。

 さて、福山パパとリリーパパ。子どもがどっちを好きになるかというと、たぶん一緒に遊んでくれて、おもちゃを直してくれるリリーパパ。福山パパは、仕事が忙しいというのもあるし、自分自身が子ども時代に父親と密な接触がなかった(しかも育ててくれたのは後妻さん)ため、自分の頭の中で理想の子ども像を作って、その型にはめるのが子育てだと思っている節がある。正直、いくらエリートでハンサムでも、よく結婚できたなぁ、と思いましたよ、私。

 でも、1年かけてリリーパパ一家に接したり、実の子どもと暮らし始めたりして、父であることに目覚めるんだな、これが。だから、ある意味、取り違えというのは不幸な出来事だけど、知らずに反抗期を迎えた父と息子の不毛な対決を避けることができたのは良いことだと思いますよ。たとえ親子とはいえ、成長過程でバトルは必要ですからね。

 それにしても、映画やテレビで子役と動物には勝てないってジンクスあるけど、福山さんには当てはまりませんでしたね。ずっと気持ちは福山パパにそって見ていましたから。派手なシーンも、大がかりなセットもないけど、今現在父である人、これから父になる人に見てほしい映画でした。

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