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最後の一段

 ねん挫しました。痛くないですけど不自由です。場所は右足の甲の部分。でも指の付け根全部と足首が暗黒紫色に変色しました。肝心の甲の部分は普通の色のまま腫れていました。

 なんでいい年してねん挫なんかしたかというと、私にありがちな、階段の最後の一歩の着地地点に降ろしたはずの足の下に何もないという現象が起きたからですね。普段は上手にころんと転がるのですが、今回は右足のつま先くらいから床に転倒したみたいです。体の他の場所が無事なのは、日頃の鍛練(?)のおかげでしょう。

 ただ、時間が7時を回っておりました。講習会に出かけていた時の出来事だったので、その会の世話役さんが救急外来をやっている病院に連れていってくださいました。忙しい時に申し訳なかったので、一通り手続きが終わったら帰っていただきました。痛みのない余裕のなせる業ではあります。

 しかし、救急外来って、私は今回、二度目ですが、何にもしてくれないのですね。1回目は食中毒で痛み止めの薬をもらって、次の日に内科に行くように言われただけでした。今回も、レントゲンを撮って骨折じゃないことは確認してくれましたが、やはり明日、整形に行くように言われました。

 でも、前回と今回の大きな違いは、前回は確かに薬飲んで様子見るしかなかったんだけど、今回は患部を冷やすなどの応急処置がとれたはずなのに、それがなかったってことです。患者の気分としては、たまったもんじゃないってのが本音ですが、結局、地方の医療制度そのものが疲弊している証拠なんでしょう。お医者さんに怒ってもしかたないのでした。

 結局、翌日、整形外科の病院には行きませんでしたけどね。行ってもレントゲン撮って、湿布もらうくらいなので、整骨院に行きました。ねん挫や打ち身は整骨院の方がきちんと手当てしてくれますから。それなりに忙しいので、年内には治したい私としては親身な手当てが嬉しいのでした。

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