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ゲノムって・・・

 あけましておめでとうございます。

 年末年始で集団で行動される方が多い中、本日は予約していた福袋を引き取りに午前中出かけましまた。そうなんです、最近は福袋も予約できるんですよね。元の値段が○円で、福袋価格が△円で超お得な福袋。元の値段を完全に信用するわけではないものの、品物が良いお店なので思い切って購入しました。つくづく人間、あんまり太ったり、痩せたりしない方が良いなぁ、と思います。

 さて、年末はシリーズもの一挙読みしたので、元旦は友人お薦めの『風の中のマリア』を読みました。子どもの頃は『シートン動物記』、高校で『ウォーターシップダウンのうさぎたち』という人生の一書に巡り合っている動物ものファンとしては、スズメバチが主人公というのでワクドキして読んでいました。

 ・・・が、しかし、動物もの好き過ぎて、途中から辛くなってきてしまったという。いや、大体、動物ものって三人称で書かれていることが多いのに対し、完全一人称なので違和感が。詳しくは、続きを読む、にて。

 動物の世界というのは、人間の世界と違うので、世界の見え方とか感じ方が違うのが前提にきます。三人称だと、その辺りを説明しながら物語が進むので、納得しながら読めるのです。が、一人称だと、時々、石を呑みこんだような感じで先に進まざるを得ないというのが辛いのでした。まあ、それは大した瑕疵ではないです。むしろ、先駆的な手法で、すごい技だと感心すべきところでもあります。

 ただ、やっぱりゲノムはないなぁ、と。スズメバチがゲノムがこうだから、こういう行動をするんだって説明されると、もしかして、このスズメバチはミュータントで知能が異常に高いのかしら、と思ってしまうのです。動物ものがSFになってしまう。ここのところ、もっと言い換えできなかったのかなぁ。わかりやすくするためなんでしょうが、違和感爆発でした。

 まあ、個人の感想なので、私の動物ラブ嗜好によるこだわりを差し引いておけば、スズメバチについてだけでなく、日本ミツバチ、西洋ミツバチをも含めたハチの生態について密に知ることができる良い作品でした。読んで損はなし。

 

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