いい香り
いや~、分室のおはなし会はいつも嵐のようです。低学年の学童保育みたいになっているので、狭い分室は貸し切り状態。分館で同じようににぎやかにされたら注意しないといけないのだけど、もうね、分室はよいわ、ホント。君たちの貸し切りだから。一応、図書館は静かにするところだよ、とは言うけどね。子どもに甘いぞ、てんてん。
それにしても、今回は子どもたちが図書館に到着する以前から問題が勃発しておりました。A君が早く歩くので、一生懸命付いていこうとしたけどB君が置いていかれて泣き出してしまい、それをCちゃんが怒って、A君に注意して、というのが一つ。もう一つはDちゃんが鼻血が出たこと。図書館に着くまでに出血そのものは止まっていたけど、タオル地のハンカチは血みどろ状態。とりあえず、B君の頭をなでてやって、中に入らせて荷物を置かせ、Dちゃんの出血状態を確認して、流しでハンカチを洗っていたら、子どもたちが一斉におはなしの部屋(別室になってます)へ移動してしまいました。もちろん今日のお当番の職員さんが一緒ですが、ハンカチを洗っているあたしは置き去りにされてしまいました。シクシク・・・。
おはなし会は、絵本だけではなく、今回、うちの職員さんがクイズをする巻物が用意してくれたので、大いに盛り上がりました。あたしも、今回は頑張って、初の手遊びに挑戦。「キャベツの中から青虫出たよ、ピッピッ。」このピッピで親指ならお父さん青虫、人差し指ならお母さん青虫、となるのですが、薬指がね、出ないの。出ないことはないけど、ピンとは伸びません。つる、というか指の筋が突っ張るというか。それと、子どもたちも知っているというので、一緒に歌ったけど、ちょっとリズムが違ってました。ヤバイ。教えてもらったけど、さらっとだったので、アレンジしてしまったか・・・。人、それを音痴というのでした。ま、盛り上がったから結果オーライということで(自分にも甘い)。
さて、おはなし会が終わって、Dちゃんに濡れたままだけどハンカチを渡したところ、すごくいい香りがする、といって大喜び。えっとぉ、それは、たぶんチャー○ーグ○ーンの香りではないでしょうか・・・。水洗いだけでは落ちなかったので、かなり台所用洗剤で泡泡にして洗ったのです。つまりは、洗剤がまだ残っている可能性もあるということで、お家でちゃんと洗ってもらってね、と言ったのですが、いい香りがするから、もう洗わない、と言われてしまいました。そんなに喜んでくれてありがとう。きっと、おかあさんが洗濯するだろうけど、がっかりしないでね。
本日のお品書き
| ガンピーさんのドライブ /ジョン・バーニンガム/さく みつよしなつや/やく [本] 販売元:セブンアンドワイ ヤフー店 セブンアンドワイ ヤフー店で詳細を確認する |
これは分室ではなく、分館のほうのおはなし会で読んだもの。分室でのおはなし会はキャベツつながりで「キャベツくんのにちようび」を読みました。これはウケた。
バーニンガムさんはイギリスの著名な絵本作家さんですが、経歴を見ると、すごい人でした。80日間で世界一周してみたり、映画「チキ・チキ・バン・バン」の車をイアン・フレミング(007シリーズの原作者)と一緒にデザインしたり。奥付けのページにバーニンガムさんの写真が掲載されているのですが、前髪に注目、なのです。
この絵本、ストーリーとしては、地味といってもいい展開です。ドライブに出かけたら、動物や子どもたちが乗せて、というので、乗せてやってドライブを続けます。そうすると雨が降って、道がぬかるんでタイヤが空回りしてしまうので、動物たちに車を押させて抜け出します。その後、家に戻り、一泳ぎしたら、それぞれの家に戻っていきました。本当に、これだけのおはなしなのですが、ガンピーさんの言い回しがね、独特なんです。なんか、やっぱりイギリスのおはなしだなって感じ。
最初に、乗せて、と頼まれて、いいよ、というくせに、だけどもぎゅうぎゅうづめだろうよ、って言うガンピーさん。乗せたいの?それとも乗せたくないの?音読する身としては困るのですよ、こういう判断難しいの。なので、もうひたすら淡々と読みました。ガンピーさんは平板にしゃべるおじさん。感情は顕わにしない男なのだ。たとえ車が動かなくなり、なのに誰も車を押そうとしない、という場合でも、声は大きくしても感情は顕わにしないガンピーさん。でも、最後のページ、またいつか乗りにおいでよ、の時だけ、優しい声になるのでした。というか、優しく言ってみましたが・・・。噛めば噛むほど美味しいスルメのようなバーニンガムの絵本の魅力をうまく伝えられたかな?







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