少し遅い話題ですが・・・
いつも通りの今泉家。ある休日の昼下がり。
今泉:母さん、ちょっと、ジャム焦げかけてたから、火を止めたけど・・・。
時枝:うきゃあ!
今泉:・・・なんつう声。しかも何、慌ててパソコン切ってるんだか。
時枝:えっと、その・・・、ちょっと、ね。
今泉:そういえば、さっき拍手してる音とか聞こえたけど。
時枝:なぜ、そこまで聞こえてるの?
今泉:あのねぇ、ベルサイユ宮殿に住んでるわけじゃあるまいし、日本の平均的持家のリビングとキッチンの物音なんて、筒抜けも同然でしょうが。
時枝:・・・それもそうでした。
今泉:で、速やかにゲロってくれますか?
時枝:えっと、その、サクラジヲでぇ・・・。
今泉::ちょっと待った。またサクラ大戦の話?
時枝:いいじゃない。この話題に関しては、あなたとあたしの親子コントで展開するっていうのがこのブログのお約束になってるんだから。
今泉:い、いつの間に(しばし、絶句)。・・・そこ、ツッコむと長くなるのでスルーします。とにかく、話を戻してっと。
時枝:いいの? じゃ、話を戻すと、島津冴子さんがサクラジヲのゲストに来られた時に、あ、島津さんは「サクラ大戦3」のグリシーヌ役で、グリシーヌというのは・・・
今泉:あ、その辺は省略してください。長くなるし、説明するまでもなくわかる人はわかるだろうし、わからない人はおそらくここまで読んでませんから。
時枝:それは確かに。じゃ、まあ、その島津さんが、自分が出演した作品ながら、どうしても不満というか納得いかない点があるって言われたのよ。それがもう、まさにあたしもそう思ってたことだったので、思わず拍手してしまったという・・・。
今泉:えっと、いい大人がラジオ聞きながら拍手している時点でどうかという気もするけど、言いだすとキリがないというか、前に進まないから、続きをどうぞ。
時枝:微妙にひっかかる言い方だけど・・・。
今泉:どうぞどうぞ、気にせずに。
時枝:えっと、要は、あたしがたまたまこの3を一番最後にプレイしたせいか、他の作品に比べると、あんまり好意的になれなかったのを、はじめて肯定してもらえたというのが嬉しくて。
今泉:なんか・・・、不思議な理由な気がしますが。
時枝:そうよね。普通、ファンサイトなら好意的なのが善なのに、マイナス評価なんてのはね。でも、実際、大神のヤツがさぁ。
今泉:ちょ、ちょっと、ヤンキー入ってますよ。
時枝:ご、ごめんなさい、つい感情的になってしまったわ。
今泉:で、そのココロは?
時枝:うんとね、大神さんっていうのは、このシリーズの4までの主人公なのよ。で、最初の二作品での太正時代の帝都≒大正時代の東京の帝国歌劇団こと華檄団の隊長のときは、確かに立派な人物だったんだけど、3のエンディングを見たらね、もう女性なら誰しも腹が立つだろう的状況で・・・。
今泉:お、落ち着いて、母さん。ていうか、なんでゲームの話題で母親をなだめる二十代の息子が存在するんだという気もしますが。はい、深呼吸。
時枝:す~は~。あ、ちょっと落ち着いたわ。つまり、すっごく親密になった帝都のメンバーを置いて出向した巴里で、また新たな出会いがあり、そこでも親密になったメンバーがいるんだけど、結局、また仕事の都合で帝都に戻ることになり・・・。で、その時の態度がねぇ、許せなくて。
今泉:えっと、もしかしてネタばれになりますか?
時枝:ものすご~くネタばれよ。
今泉:じゃ、ちょっとネタばれ注意報出しときますか。これから「サクラ大戦3」をやろうと思う人は、この先は読まないこと。
時枝:はい、じゃあ、言いますよ。つまり、巴里のメンバーは、結局、置き去りになっちゃったの。先の約束も何もなく。
今泉:それは・・・、かなり大人なネタですか?
時枝:・・・? そういうことではないと思うけど。つまり、色々な苦労を経て、チームとして巴里花組をまとめた手腕は認めるけど、男として、大事な彼女を置き去りにしてどうするっていう問題、だと思うけど。
今泉:はあ。
時枝:それもね、このエンディングのときの「未来~ヴォヤージュ」って曲がすっごくいいの。だから、余計に腹が立つというか、貴様、大神~っていうか。
今泉:ちょっ・・・、母さん、またヤンキーが入ってます。
時枝:(咳払)つまりね、大神さんは巴里の駅で親しくなった巴里の人々に別れを告げて、港までの汽車の中でベストパートナーから渡された手紙を読むんだけど、これがすっごく気持ちのこもったいい手紙なの。なのにね、画面では、ものすご~く爽やかな笑顔の大神さんが。
今泉:・・・確かに、ちょっとそれは微妙かも。
時枝:でしょ! 友人以上恋人未満なのかもしれないし、朴念仁らしい反応かもしれないけど、巴里のメンバーの気持ちになれよって、本当に思ったもの。
今泉:・・・そんな話を自分の母親に言われても頭が痛くなるんですが、まあ、主旨はわかりました。
時枝:で、今まで自分が偏狭なのかなって思ってたら、島津さんも同じような気持ちだったって聞いて、すっごく嬉しくて。
今泉:拍手してしまったと。
時枝:その通りよ!
今泉:はあ、よくわかりました。
時枝:わかってくれたの?
今泉:(苦笑)
時枝:まあ、その、そうね。そういうことで。
今泉:じゃ、そういうことで。
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